ボランティア関連事業
1.青森市ボランティア活動推進協議会の設置
ボランティア活動の基盤となる人的物的諸条件の整備を図り、地域社会で永続的に展開できるよう福祉ボランティアのまちづくり事業を推進し、もって社会福祉の充実発展に資することを目的として設置しています。
協議会は、下記の団体及び関係者26名をもって構成しています
- 社会福祉施設
- ボランティア、ボランティアグループ及び非営利活動団体
- 民生委員・児童委員及び各種相談機関
- 老人クラブ等福祉関係団体
- 医師会等の医療・保健関係団体
- 商工会議所、青年会議所及び労働組合
- 地域住民で組織されている団体
- 教育委員会及びボランティア推進校
- 福祉事務所等関係行政機関
- その他、ボランティア事業を計画的に推進するため適当と認められる個人及び団体
協議会は、ボランティア事業の策定及び諸事業の推進並びにボランティア基金の運営にあたっています。
協議会役員
- 委員長
- 高橋 功世 氏(デイサービスセンターケヤキ 相談支援専門員)
- 副委員長
- 佐藤 照代 氏(青森市ボランティアアドバイザー連絡会 会長)
- 副委員長
- 石川 由佳 氏(青森市民生委員児童委員協議会社会部 会長)
2.ボランティア基金
青森市社会福祉協議会では、ボランティアの自主的活動の輪を広げるために、ボランティアに関心のある方や、現に活動している方々が安心して活動しやすいようにするための資金援助を目的として昭和61年からボランティア基金を創設し、その基金づくり運動を進めています。
- 実績額(令和6年3月31日現在)
- 103,606,529円
3.ふくしねぶた
国連総会において昭和56年(1981年)を「完全参加と平等」をテーマとする「国際障害者年」を採択したことを契機に、青森市社会福祉協議会では“障害者の完全参加と平等をめざして”をスローガンに、青森市内の障害者が一堂に会し、ねぶた祭を通して相互の親睦と交流を深め、社会参加活動の促進を図ることを目的として実施しています。
4.屋根の雪下ろし奉仕活動
”豪雪の街、青森市“に住んでいる私達の冬の生活は大変厳しいものであり、特にひとり暮らしの高齢者、障がい者や母子家庭の方々にとって屋根の雪下ろしは大変困難な作業であるため、このような方々の支障を軽減し、快適に過ごして欲しいという願いから在宅福祉サービスの一環として積雪量1m以上になった際、ボランティア団体の協力を得て、実施しています。
5.ボランティア活動助成事業
平成7年度よりボランティア登録団体が市民を対象に「ボランティアの資質向上を目的に行う研修会」を実施する場合、ボランティア研修助成事業として助成していたものを、平成9年度よりボランティア活動助成事業と名称を変更し、助成額3万円を上限にして、助成対象事業を研修ばかりでなく、他のボランティア活動においても対象としています。
6.福祉の雪対策事業
高齢者及び障がい者等の冬期間における除排雪(間口除雪・屋根の雪下ろし)を通じて、当該世帯の在宅生活の安定を図るとともに、ボランティアの育成とボランティアに参加しやすい環境づくりを推進し、地域社会を基盤とした住民参加型福祉の活性化を図ることを目的として実施しています。
7.ボランティア育成
青森市社会福祉協議会では、ボランティア普及啓発のための情報提供や地域における研修等を通じボランティアの育成をしております。
8.ボランティアアドバイザー育成
これからボランティア活動をしたい方や既に活動している方々に、日常的な相談・助言を行うボランティアアドバイザーを地区社協及びボランティア団体に育成するため、平成10年度から養成研修を実施しています。また、研修修了者を対象した継続研修も実施しています。
9.体験ボランティア
青森市社会福祉協議会では、1994年から青森市を中心にボランティアを必要とする高齢者・障がい児者・児童等の団体・施設から活動メニューを募り、参加者がやってみたいメニューを選択する「体験ボランティア」を通年で実施しています。
10.ボランティア活動推進校事業
小学校、中学校、高等学校等の児童・生徒を対象にして、社会福祉への関心や理解を深めるとともに、地域での具体的な体験活動を通して、思いやりのこころを育み、お互いに連帯し助け合う力を養い、家庭や地域社会への啓発を図ることを目的として実施しています。
青森市社会福祉協議会では現在3校のボランティア活動推進校を指定しております。
- 青森市立油川中学校
- 青森市立浦町中学校
- 青森市立浪岡南小学校
指定期間:令和6年度~令和8年度
11.収集ボランティア活動
青森市ボランティアセンターでは、使用済み切手・書き損じはがき等の収集ボランティア活動に取り組んでいます。収集された使用済み切手は日本国際ボランティアセンター(JVC)に届けられ、開発途上国の人々に有効活用されます。
使用済み切手
消印を押された使用済み切手も同様に国内や海外の収集家に売却されます。換金された資金は開発途上国の生態系に配慮した農業による生活改善や環境教育等の資金として有効に活用されます。
愛のハガキ
消印が押されていない官製はがき・年賀状・書き損じはがき等は、1枚当たり5円の手数料で郵便局で切手に交換されます。交換された切手は青森市ボランティアセンター通信運搬費として、日本国際ボランティアセンター(JVC)への収集物運送費等に活用されます。
集められた使用済み切手はボランティアによって整理され、日本国際ボランティアセンター(JVC)に送られています。また、指定身体障害者支援施設津麦園では、施設利用者のハサミを使った機能回復訓練として、使用済み切手の余白を切り、整理するボランティア活動をしています。